こんにちは、naoです。
日本でもファイザー製とモデルナ製のワクチン接種が進んできました。
世界では更にワクチン接種が進んでおり、副作用報告も上がってきています。
そんななかmRNAのワクチンである、モデルナ製、ファイザー製ともに
心筋炎のリスクがあることが言われております。
今回は、
・心筋炎って何?
・ワクチンって結局打った方がいいの?
総合内科専門医であり
実際にワクチンを接種済みのnaoが
そんな疑問にお答えしていきます。
心筋炎とは
心臓の筋肉に炎症が起こり、心臓の動きが悪くなったり、不整脈を起こす病気です。
症状としては、胸痛、動悸、息苦しさなどがあります。
通常は風邪のウイルス感染などが原因で引き起こされます。
重症例では、弱った心臓の動きを助けるために
PCPSといった心臓の働きをサポートする機械を使用し
集中治療が必要な場合もあります。
発症頻度としては、10万人に対して115人程度とされ、
個人的な印象ですが、経験上ですが年に1例程は、入院されているくらいの頻度は通常経験します。
コロナウイルスワクチン接種後心筋炎
ファイザー製やモデルナ製のmRNAを用いたワクチン接種後に心筋炎の発症が多く見られることが報告されています。
米国の患者と医療者がワクチン接種後のイベントを報告できるワクチン有害事象報告システム(VAERS)のレビューでは、
心筋炎/心膜炎の症例の約4分の3は男性で、16~24歳の若年者でより多く見られた。
ほとんどの症例が軽症で、ワクチン接種後1週間以内で2回目接種がおおかった。
2回目投与後の16~39歳の心筋炎/心膜炎の推定率は100万人あたり16.1例であった
治療後急速に改善が見られた。
と報告しております。
ワクチン接種は結局どうしたらいいのか
例:若い男性
ワクチン接種後の心筋炎に注意が必要ですが、
頻度は100万人あたり16例程で非常にまれな副作用といえます。
また、男性の若年者に多いことがわかっており、該当する人は特に注意が必要です。
ワクチン接種後に症状などがあれば受診し、
ワクチン接種後心筋炎は軽症で治療反応がよいことも言われており、早期に治療を受けることも重要です。
副作用などいろんな報道があって、ワクチン接種を受けるか悩む方もいらっしゃるかと思いますが、
発熱や筋痛、食欲低下などの軽度の副作用は頻度は多いけれども
重篤な副作用はどれも頻度が少ないことが報告されており、
またそれ以上にワクチン接種による感染予防、感染時の重症化予防のメリットを考慮すると接種のメリットが高いといえます。
それではまた。
コメント
[…] 【副作用】コロナワクチン接種後の心筋炎って大丈夫なの?【それでも打つべきなの?!】 […]